エホバの証人ブログ-jw一般信者タピコの視点から

不定期更新です。長文多めです。貴重なお時間を割いて読んでくださり、ありがとうございます。


 ご訪問ありがとうございます。
 エホバの証人に関する話題を、一人の一般信者の素朴な視点から綴り、感想や観察を述べていきます。

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「真っ赤な嘘」にご注意ください

 エホバの証人についての批判的なコメントをいろいろなところで目にします。
このブログでは、メディアや識者のコメントも含め、基本的には「発言者の動機を疑ったりせず善意に解釈する」という形で紹介したうえで、いくらかの事実誤認を正すようなことを書いてきました。
とはいえ、なかには「悪意を持った人による真っ赤な嘘」もあります。
特にツイッターなどで「元信者」や「現役エホバの証人」を名乗るアカウントの中に、そのようなものがあります。
エホバの証人の普通の感覚では明らかにあり得ないような話であっても、内情をよく知らない外部の方は本当の話だと信じ込んでしまうかもしれません。

 私が今ここで言っている「真っ赤な嘘」は、単なる誤解や誇張のことではなく、あからさまな作り話のことです。
嘘の中には巧妙で見破りにくいものもありますが、検証の必要がないくらいはっきりした作り話のことです。

 この世の中には「平気で嘘をつける人」がいます。
勘違いとか誇張とか被害妄想とかいうことではなく、だれかを蹴落としたり気に食わない人の評判を落とすためにありもしない話を作って広めることを何とも思わないような人のことです。
言い方に騙されてはいけません。そういう人は、自信に満ち溢れた言い方で嘘を堂々とつけるのです。
また、聞き手の共感や同情を集めるのがうまく、人々の正義感や良心に訴えかけて義憤によって聴衆を動かそうとします。
具体的にだれが、ということは書きませんが、非常に危険な人たちであることに違いないので、まともに取り合わないようにしましょう。

 兄弟姉妹限定ブログを読むためにツイッターアカウントを作ってくださった方もいらっしゃるかと思いますが、ツイッター上で「エホバの証人」などと検索すると不適切なツイートがたくさん表示されてしまい、一度検索するとツイッターがおすすめツイートとしてどんどん表示してくるようになりますので、ご注意ください。
限定ブログには私の連絡先を掲載していますので、限定ブログの登録後に、作っていただいたツイッターアカウントは削除していただいてかまいません。

 「背教者の書いたものを読むべきではない」というエホバの証人組織の指示は適切なもので、聖書に適った指示です。
背教者の文書を読むかどうかにエホバに対するゆるぎない愛がかかってくるからです。
とはいえ、背教者のコメントを偶然見てしまうことは今の時代避けられないことでもあり、そのようにして偶然目にしてしまった人に対しては、助けが必要であると思います。
私はその意味でこのブログを書いていますが、逆に私のブログがきっかけで読者の皆さんが不健全な情報に接するようなことを私は望みません。
ですから、ツイッターで「エホバの証人」と検索するなど、自分から不適切な情報を取りに行かないようにしましょう。

 また、ツイッターの場合、だれをフォローしているか、だれにフォローされているか、どんなツイートにいいねをしているかが、ツイッターに登録していない人を含め、全てのインターネットユーザーから見える仕組みになっていますので、その意味でも注意が必要です。
例えば、エホバの証人関係のアカウントをフォローして、近所の飲食店のアカウントをフォローして、卒業した母校のアカウントをフォローしていたら、それだけで事実上個人が特定されてしまうかもしれません。
少なくとも、会衆名くらいは簡単に特定されてしまうでしょう。
設定を変更してアカウントを非公開にすることもできますが、自分が非公開にしたとしても、フォローしている相手が公開アカウントの場合には、その人のアカウントのフォロワー一覧には表示されることになります。

 私としても、読者さんのプライバシーのためにも、ツイッターアカウントを周期的に変更しようかとも思っています。
メッセージのやり取りがある程度貯まってきたら、古いアカウントを削除して新しいアカウントを作り直すことで、読者さんのプライバシーを守りたいと考えています。
また、アカウントの乗っ取りにも用心し、ツイッター公式アプリとPCブラウザ以外からはログインせず、外部のアプリやウェブサービスと連携したりもしません。
DMでリンクが送られてきた場合は、ログアウトしたうえでIPアドレスを隠せるゲートウェー経由でアクセスします。
皆さんも、よく分からないアプリやウェブサービスとツイッターを連携なさらないよう、また、DMで送られてきたよく分からないリンクを踏まないようご注意ください。

エホバの証人に関する真っ赤な嘘を流しているのはだれか

 多くのメディアや識者がエホバの証人を批判しているのは、エホバの証人組織が人権問題を抱えていると本心から思って心配しているからです。
こういった方々はいくらか誤解をしていたり情報源が偏っていたりもしますので、その点については広報オフィスに適切に対応していただけたらと考えていますし、私としても日頃からいろいろと記事を書いています。
誠実な懸念を抱く方々を悪く言うつもりはありません。
しかし、悪意から真っ赤な嘘をつき、作り話をするような人については、「どうしようもない人たち」と言う以外ありません。
いったいだれがこんな嘘をついているのでしょうか。

 今回の件については分かりませんが、これまでにあった事例としては、他教派の信者や牧師がエホバの証人に関する作り話をあちこちのサイトに書き込んでいたという事が確認されています。
また、エホバの証人をターゲットとしたものではありませんが、あるグループの人たちの評判を落とそうとして、批判的な捏造記事がクラウドソーシングされていたこともあります。
あるいは、元エホバの証人によるものであるかもしれません。ただ、内情を知っている元信者の場合、もうちょっと巧妙な嘘をつくのではないかとも思えます。

ラブシャケの例

 聖書には、エホバの民を侮辱したラブシャケの例があります。
ラブシャケは無神論者ではありませんでしたが、「あなたたちはエホバに見捨てられている」とか「ヒゼキヤは悪意を持った悪い王だ」などと語って人々の息をくじこうとしていました。
ラブシャケは一般民衆を萎縮させる目的でヘブライ語で語ります。
ちょうど、背教者たちが聖書を引用したりエホバの証人用語を用いて背教的な考えを広めるのと似ています。
しかし、ヒゼキヤは人々に、ラブシャケに一言も答えてはならないと指示を与えていましたから、人々は黙って何も言いませんでした。

 今でも、ラブシャケのようなどうしようもない人たちがいます。
神を公然と侮辱するような人です。
堂々とした話し方で公然と嘘をつきますから、その語り口調だけで信じてしまう人がいるほどです。
こういう人たちの声を聴こうとしたり、相手にしたりしないようにしましょう。

 4 ラブシャケは彼らに言った、『ヒゼキヤに言いなさい、「大王アッスリヤの王はこう仰せられる、あなたが頼みとする者は何か。
5 口先だけの言葉が戦争をする計略と力だと考えるのか。あなたは今だれを頼んで、わたしにそむいたのか。
6 見よ、あなたはかの折れかけている葦のつえエジプトを頼みとしているが、それは人が寄りかかるとき、その人の手を刺し通す。エジプトの王パロはすべて寄り頼む者にそのようにするのだ。
7 しかし、あなたがもし『われわれはわれわれの神、主を頼む』とわたしに言うならば、ヒゼキヤがユダとエルサレムに告げて、『あなたがたはこの祭壇の前で礼拝しなければならない』と言って除いたのは、その神の高き所と祭壇ではなかったのか。
8 さあ、今わたしの主君アッスリヤの王とかけをせよ。もしあなたの方に乗る人があるならば、わたしは馬二千頭を与えよう。
9 あなたはエジプトを頼み、戦車と騎兵を請い求めているが、わたしの主君の家来のうちの最も小さい一隊長でさえ、どうして撃退することができようか。
10 わたしがこの国を滅ぼすために上ってきたのは、主の許しなしでしたことであろうか。主はわたしに、この国へ攻め上って、これを滅ぼせと言われたのだ」』。
11 その時、エリアキム、セブナおよびヨアはラブシャケに言った、『どうぞ、アラム語でしもべたちに話してください。わたしたちはそれがわかるからです。城壁の上にいる民の聞いているところで、わたしたちにユダヤの言葉で話さないでください』。
12 しかしラブシャケは言った、『わたしの主君は、あなたの主君とあなたにだけでなく、城壁の上に座している人々にも、この言葉を告げるために、わたしをつかわされたのではないか。彼らをも、あなたがたと共に自分の糞尿を食い飲みするに至らせるためではないか』。
13 そしてラブシャケは立ちあがり、ユダヤの言葉で大声に呼ばわって言った、『大王、アッスリヤの王の言葉を聞け。
14 王はこう仰せられる、「あなたがたはヒゼキヤに欺かれてはならない。彼はあなたがたを救い出すことはできない。
15 ヒゼキヤが、主は必ずわれわれを救い出される。この町はアッスリヤの王の手に陥ることはない、と言っても、あなたがたは主を頼みとしてはならない」。
16 あなたがたはヒゼキヤの言葉を聞いてはならない。アッスリヤの王はこう仰せられる、「あなたがたは、わたしと和ぼくして、わたしに降服せよ。そうすれば、あなたがたはめいめい自分のぶどうの実を食べ、めいめい自分のいちじくの実を食べ、めいめい自分の井戸の水を飲むことができる。
17 やがて、わたしが来て、あなたがたを一つの国へ連れて行く。それは、あなたがたの国のように穀物とぶどう酒の多い地、パンとぶどう畑の多い地だ。
18 ヒゼキヤが、主はわれわれを救われる、と言って、あなたがたを惑わすことのないように気をつけよ。もろもろの国の神々のうち、どの神がその国をアッスリヤの王の手から救ったか。
19 ハマテやアルパデの神々はどこにいるか。セパルワイムの神々はどこにいるか。彼らはサマリヤをわたしの手から救い出したか。
20 これらの国々のすべての神々のうちに、だれかその国をわたしの手から救い出した者があるか。主がどうしてエルサレムをわたしの手から救い出すことができよう」』。
21 しかし民は黙ってひと言も答えなかった。王が命じて、『彼に答えてはならない』と言っておいたからである。
´イザヤ書 36:4-21、口語訳旧約聖書、1955年版、日本聖書協会、引用はウィキソースから。

 ラブシャケは、真っ赤な嘘をつく、物でつる、エホバから見捨てられたと思い込ませる、権威のある人への敬意を失わせる、それらの嘘を堂々と語る、といった手法により、人々を萎縮させ、降伏させようとしました。
それでも、ヒゼキヤも国民も信仰を失わなかったので、彼の作戦は失敗します。
その後どうなったかについては、イザヤ書37章に書かれています。
よろしければ展開してお読みください。


長い引用: イザヤ書36-37章(クリック(タップ)すると展開されます)

第36章
1 ヒゼキヤ王の第十四年に、アッスリヤの王セナケリブが上ってきて、ユダのすべての堅固な町々を攻め取った。
2 アッスリヤの王はラキシからラブシャケをエルサレムにつかわし、大軍を率いてヒゼキヤ王のもとへ行かせた。ラブシャケは布さらしの野へ行く大路に沿う、上の池の水道のかたわらに立った。
3 この時ヒルキヤの子である宮内卿エリアキム、書記官セブナおよびアサフの子である史官ヨアが彼の所に出てきた。
4 ラブシャケは彼らに言った、『ヒゼキヤに言いなさい、「大王アッスリヤの王はこう仰せられる、あなたが頼みとする者は何か。
5 口先だけの言葉が戦争をする計略と力だと考えるのか。あなたは今だれを頼んで、わたしにそむいたのか。
6 見よ、あなたはかの折れかけている葦のつえエジプトを頼みとしているが、それは人が寄りかかるとき、その人の手を刺し通す。エジプトの王パロはすべて寄り頼む者にそのようにするのだ。
7 しかし、あなたがもし『われわれはわれわれの神、主を頼む』とわたしに言うならば、ヒゼキヤがユダとエルサレムに告げて、『あなたがたはこの祭壇の前で礼拝しなければならない』と言って除いたのは、その神の高き所と祭壇ではなかったのか。
8 さあ、今わたしの主君アッスリヤの王とかけをせよ。もしあなたの方に乗る人があるならば、わたしは馬二千頭を与えよう。
9 あなたはエジプトを頼み、戦車と騎兵を請い求めているが、わたしの主君の家来のうちの最も小さい一隊長でさえ、どうして撃退することができようか。
10 わたしがこの国を滅ぼすために上ってきたのは、主の許しなしでしたことであろうか。主はわたしに、この国へ攻め上って、これを滅ぼせと言われたのだ」』。
11 その時、エリアキム、セブナおよびヨアはラブシャケに言った、『どうぞ、アラム語でしもべたちに話してください。わたしたちはそれがわかるからです。城壁の上にいる民の聞いているところで、わたしたちにユダヤの言葉で話さないでください』。
12 しかしラブシャケは言った、『わたしの主君は、あなたの主君とあなたにだけでなく、城壁の上に座している人々にも、この言葉を告げるために、わたしをつかわされたのではないか。彼らをも、あなたがたと共に自分の糞尿を食い飲みするに至らせるためではないか』。
13 そしてラブシャケは立ちあがり、ユダヤの言葉で大声に呼ばわって言った、『大王、アッスリヤの王の言葉を聞け。
14 王はこう仰せられる、「あなたがたはヒゼキヤに欺かれてはならない。彼はあなたがたを救い出すことはできない。
15 ヒゼキヤが、主は必ずわれわれを救い出される。この町はアッスリヤの王の手に陥ることはない、と言っても、あなたがたは主を頼みとしてはならない」。
16 あなたがたはヒゼキヤの言葉を聞いてはならない。アッスリヤの王はこう仰せられる、「あなたがたは、わたしと和ぼくして、わたしに降服せよ。そうすれば、あなたがたはめいめい自分のぶどうの実を食べ、めいめい自分のいちじくの実を食べ、めいめい自分の井戸の水を飲むことができる。
17 やがて、わたしが来て、あなたがたを一つの国へ連れて行く。それは、あなたがたの国のように穀物とぶどう酒の多い地、パンとぶどう畑の多い地だ。
18 ヒゼキヤが、主はわれわれを救われる、と言って、あなたがたを惑わすことのないように気をつけよ。もろもろの国の神々のうち、どの神がその国をアッスリヤの王の手から救ったか。
19 ハマテやアルパデの神々はどこにいるか。セパルワイムの神々はどこにいるか。彼らはサマリヤをわたしの手から救い出したか。
20 これらの国々のすべての神々のうちに、だれかその国をわたしの手から救い出した者があるか。主がどうしてエルサレムをわたしの手から救い出すことができよう」』。
21 しかし民は黙ってひと言も答えなかった。王が命じて、『彼に答えてはならない』と言っておいたからである。
22 その時ヒルキヤの子である宮内卿エリアキム、書記官セブナおよびアサフの子である史官ヨアは衣を裂き、ヒゼキヤのもとに来て、ラブシャケの言葉を彼に告げた。

第37章
1 ヒゼキヤ王はこれを聞いて、衣を裂き、荒布を身にまとって主の宮に入り、
2 宮内卿エリアキムと書記官セブナおよび祭司のうちの年長者たちに荒布をまとわせて、アモツの子預言者イザヤのもとへつかわした。
3 彼らはイザヤに言った、『ヒゼキヤはこう言います、「きょうは悩みと責めと、はずかしめの日です。胎児がまさに生れようとして、これを産み出す力がないのです。
4 あなたの神、主は、あるいはラブシャケのもろもろの言葉を聞かれたかもしれません。彼はその主君アッスリヤの王につかわされて、生ける神をそしりました。あなたの神、主はその言葉を聞いて、あるいは責められるかもしれません。それゆえ、この残っている者のために祈をささげてください」』。
5 ヒゼキヤ王の家来たちがイザヤのもとに来たとき、
6 イザヤは彼らに言った、『あなたがたの主君にこう言いなさい、「主はこう仰せられる、アッスリヤの王のしもべらが、わたしをそしった言葉を聞いて恐れるには及ばない。
7 見よ、わたしは一つの霊を彼のうちに送って、一つのうわさを聞かせ、彼を自分の国へ帰らせて、その国でつるぎに倒れさせる」』。
8 ラブシャケは引き返して、アッスリヤの王がリブナを攻めているところへ行った。彼は王がラキシを去ったことを聞いたからである。
9 この時、アッスリヤの王はエチオピヤの王テルハカについて、『彼はあなたと戦うために出てきた』と人々が言うのを聞いた。彼はこのことを聞いて、使者をヒゼキヤにつかわそうとして言った、
10 『ユダの王ヒゼキヤにこう言いなさい、「あなたは、エルサレムはアッスリヤの王の手に陥ることはない、と言うあなたの信頼する神に欺かれてはならない。
11 あなたはアッスリヤの王たちが、国々にしたこと、彼らを全く滅ぼしたことを聞いている。どうしてあなたは救われることができようか。
12 わたしの先祖たちはゴザン、ハラン、レゼフおよびテラサルにいたエデンの人々を滅ぼしたが、その国々の神々は彼らを救ったか。
13 ハマテの王、アルパデの王、セパルワイムの町の王、ヘナの王およびイワの王はどこにいるか」』。
14 ヒゼキヤは使者の手から手紙を受け取ってそれを読み、主の宮にのぼっていって、主の前にそれをひろげ、
15 主に祈って言った、
16 『ケルビムの上に座しておられるイスラエルの神、万軍の主よ、地のすべての国のうちで、ただあなただけが神でいらせられます。あなたは天と地を造られました。
17 主よ、耳を傾けて聞いてください。主よ、目を開いて見てください。セナケリブが生ける神をそしるために書き送った言葉を聞いてください。
18 主よ、まことにアッスリヤの王たちは、もろもろの民とその国々を滅ぼし、
19 またその神々を火に投げ入れました。それらは神ではなく、人の手の造ったもので、木や石だから滅ぼされたのです。
20 今われわれの神、主よ、どうぞ、われわれを彼の手から救い出してください。そうすれば地の国々は皆あなただけが主でいらせられることを知るようになるでしょう』。
21 その時アモツの子イザヤは人をつかわしてヒゼキヤに言った、『イスラエルの神、主はこう言われる、あなたはアッスリヤの王セナケリブについてわたしに祈ったゆえ、
22 主が彼について語られた言葉はこうである、「処女であるシオンの娘はあなたを侮り、あなたをあざける。エルサレムの娘は、あなたのうしろで頭を振る。
23 あなたはだれをそしり、だれをののしったのか。あなたはだれにむかって声をあげ、目を高くあげたのか。イスラエルの聖者にむかってだ。
24 あなたは、そのしもべらによって主をそしって言った、『わたしは多くの戦車を率いて山々の頂にのぼり、レバノンの奥へ行き、たけの高い香柏と、最も良いいとすぎを切り倒し、またその果の高地へ行き、その密林にはいった。
25 わたしは井戸を掘って水を飲んだ。わたしは足の裏でエジプトのすべての川を踏みからした』。
26 あなたは聞かなかったか、昔わたしがそれを定めたことを。堅固な町々を、あなたがこわして荒塚とすることも、いにしえの日から、わたしが計画して今それをきたらせたのだ。
27 そのうちに住む民は力弱く、おののき恥をいだいて、野の草のように、青菜のようになり、育たずに枯れる屋根の草のようになった。
28 わたしは、あなたの座すること、出入りすること、また、わたしにむかって怒り叫んだことをも知っている。
29 あなたが、わたしにむかって怒り叫んだことと、あなたの高慢な言葉とがわたしの耳にはいったゆえ、わたしは、あなたの鼻に輪をつけ、あなたの口にくつわをはめて、あなたを、もと来た道へ引きもどす」。
30 あなたに与えるしるしはこれである。すなわち、ことしは落ち穂から生えた物を食べ、二年目には、またその落ち穂から生えた物を食べ、三年目には種をまき、刈り入れ、ぶどう畑を作ってその実を食べる。
31 ユダの家の、のがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶ。
32 すなわち残る者はエルサレムから出、のがれる物はシオンの山から出る。万軍の主の熱心がこれをなし遂げられる。
33 それゆえ、主はアッスリヤの王について、こう仰せられる、「彼はこの町にこない。またここに矢を放たない。また盾をもって、その前にこない。また塁を築いて、これを攻めることはない。
34 彼は来た道から帰って、この町に、はいることはない、と主は言う。
35 わたしは自分のため、また、わたしのしもべダビデのために町を守って、これを救おう」』。
36 主の使が出て、アッスリヤびとの陣営で十八万五千人を撃ち殺した。人々が朝早く起きて見ると、彼らは皆死体となっていた。
37 アッスリヤの王セナケリブは立ち去り、帰っていってニネベにいたが、
38 その神ニスロクの神殿で礼拝していた時、その子らのアデラン・メレクとシャレゼルがつるぎをもって彼を殺し、ともにアララテの地へ逃げていった。それで、その子エサルハドンが代って王となった。

´イザヤ書 36:1-37:38、口語訳旧約聖書、1955年版、日本聖書協会、引用はウィキソースから。

 ラブシャケの戦術については、以下の資料をご覧ください。

「ものみの塔」2010年7月15日号 「『恐れてはならない。わたし自らあなたを助ける』」
「イザヤの預言 全人類のための光 I」という本の第29章「王の信仰は報われる」
「ものみの塔」2010年2月15日号 「サタンの宣伝工作に惑わされない」

平静さを保つ

 私は、エホバの証人についての否定的な情報を見聞きして動揺している兄弟姉妹の助けになりたいと考えています。
同時に、「この程度のことで動揺してはならない」とも思っています。
私たちには今後、『タラントの雹を降らせる』という重要な任務が与えられることになっています。そして人々はそのことで神を冒涜します。(黙示録 16:21)
大切なのは、「強い心を持つこと」というよりは、エホバに頼ることと、不健全な情報にできるだけ接しないようにすることです。

お詫び

 私は、兄弟姉妹の信仰を強めたい、友を励ましたい、感情的な助けも差し伸べたい、との思いからブログを立ち上げ、執筆活動を続けてきましたが、私が考えていた程度以上に動揺している兄弟姉妹がいらっしゃることを最近知りました。
特に、体罰問題に関連して、当時を知らない方の動揺が大きいという事を知りました。
確かに、エホバの証人の信条からして考えられないようなことがまかり通っていたというのは、ショックも大きいでしょう。
また、当時を知らない方の場合、ツイッターなどを見ていて、「実際にあったであろうこと」と「『さすがにそれはないだろう』というような真っ赤な嘘」を見極めるのは難しいでしょう。
それで、不確かな電文情報によって動揺したり信仰を失ったりしないようにしましょう。
この点で、私のブログが不適切な情報に接するきっかけにならないことを願っています。
むしろ私の願いは、「偶然不適切な情報に接してしまって悩まされている兄弟姉妹を助けること」です。
批判的な情報によって一部の兄弟姉妹が受けている感情面での影響は、私が想像していた以上の者でした。
その点で、認識に甘いところがあったことを反省しています。

 これからは特に、このブログや限定ブログを通して、兄弟姉妹の信仰を強めることに注力していきたいと考えています。
これまで以上に、読者の方々の感情に配慮した書き方をしていきたいと思います。

参考リンク

エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)の公式ウェブサイト jw.orgから

「JW Broadcasting 2022年9月」  マンスリープログラムの講話とドラマで、背教者の発信する情報を聞かないよう勧められています。(1分39秒頃から)